TBMG - この人から学ぶ成功の秘訣! by タカラベルモント

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カウンセリングシートでお悩みや潜在ニーズを引き出す

お客様の悩みを聞き出すコツは何ですか?

今は「カウンセリングシート」を使っています。ヘアスタイルで特に改善したいところはありますか?、気になる男性専用エイジングメニューはございますか?、など、具体的にお客様のお悩みや潜在ニーズを引き出します。最初はこれがなかったのでスタッフが直接聞くようにしていましたが、男性はなかなか自ら悩みや要望を口にするのが苦手なようで、うまくニーズが引き出せていませんでした。そこで「カウンセリングシート」を作り、書いていただくようにしたら、みなさんちゃんと書いてくれるんです。男性のお客様は「スタイリング剤は何がいいですか?」と聞いてもなかなか答えてくれませんが、「この中から選んでください」と言うと選んでくれます。なのでこの「カウンセリングシート」がとても重宝しています。パーマなどはこちらから提案しますが、それ以外は極力お客様が選びやすいように誘導し、できるだけこちらから勧めないようにするのがいいのではないかと。お客様が選びたくなる仕掛けだけ作っておけばいいのかなと思っていますが、まだまだ研究中ですね。

自分がやりたいことをやるのが一番大切

経営学はどのようにして身につけたのですか?

自力で計算したりしていれば、おのずとわかってくるものだと思っていました。経営とはこれだ!と一言で言えることはないと思いますし、勉強してすぐにポンと頭に入るものでもないと思うんです。明日違うことを言っているかもしれないけれど、今思っていること、自分のやりたいことをやるということが一番大切なのではないでしょうか。たとえば、2店舗め、3店舗めの出店を模索する中で、色々な情報を収集し、適正な家賃でどこかいい場所はないかと検討を重ねた結果、2店舗めは東京・五反田に、3店舗めは東京・中野に出店しました。理美容室といえば表参道や銀座のイメージがありますが、そういう所は非常に家賃が高いので、出店するにはそれなりの勇気と工夫が必要です。僕は家賃の高い場所で強引に勝負しなくてもいいと考えました。それより、1店舗めの浜松町店で集客に苦労したことを教訓に、集客が見込める場所に出店することを念頭におきながら出店場所を探しました。今のところ両店舗とも順調に集客できています。

スタッフが増えても、みんなが顔を合わせる機会を定期的につくる

店舗が増え、スタッフも増える中、どのようにコミュニケーションを取っていますか?

絆は深めようとして深まるものでもないので、練習を見たり、一緒に遊びに行ったり飲みに行ったりする機会を大事にしています。僕はもっと強い絆にできるのではないかと思っています。複数店となった今は、五反田店には2週間に1回僕が教えに行ったり、五反田店のスタッフが浜松町店に来る機会もあり、お互いに必ず顔を合わせるようにしていて、その時にみんなで食事に行きます。中野店はまだスタッフが2名なので、1人休んだら僕が行くようにしています。今ではスタッフは15人となり、5人が新卒、10人が中途入社です。うちの強みは「人」。僕ともう1人以外は20代ということもあり、上下関係がなく、スタッフ同士の関係が横に近いのではないでしょうか。もちろんその中での礼儀や挨拶はしっかりしなければいけませんが、みんなが仲がいいというのはサロンの強みになっていると思います。スタッフの関係性がよければ、良質なサービスが提供できると思うからです。

美容師免許も取って門戸を広げ、福利厚生も充実の内容に

リクルートで工夫されていることはありますか?

ここ数年、本当に大変な時代に突入したということを実感しています。これまでは紹介で採用することができていたのですが、今年の理容師の新卒は全国で約700人と聞き、これは本格的に人材難の時代が来たと確信しました。そこで、門戸を広げ、理容師も美容師も採用できる体制作りに取り組んでいます。まずは美容師の新卒にもうちを知ってもらうきっかけになればと思い、僕は昨年の秋に美容師免許を取得しました。男性に特化したビジネスに変わりはありませんが、たとえば入社してから理容師免許を取得することも可能ですし、美容師免許を取得した方の中にも、メンズの接客がやりたい方や、美容室の空気にうまくなじめない方もいると思うんです。年齢と共にそう感じる方もいますよね。そういった方の受け皿となることで、理美容師の可能性も広げていきたいと思っています。この取り組みはうちにとっても安定的な雇用の確保につながるのではないかと期待しています。また、福利厚生にも力を入れています。企業では当たり前ですが、この業界は社会保険に加入していないサロンも多いです。LAVIEは社会保険完備で、休日や給与面でも一般企業に負けない制度になっています。他にも年に1回はみんなで社員旅行に行き、2カ月に1回はみんなで食事に行こうと決めています。社員旅行は全額会社負担。今年はグアムに行きました。毎年1月半ばに3泊4日で行くのですが、当然その間はお店を閉めます。みんな12月31日まで働き、1月3日から始業ですから、社員旅行がお正月休暇のような感じです。これもリクルートの工夫のひとつです。

庄子悠介(ショウジユウスケ)

SALON DE LAVIE代表。

理容師歴15年。2店舗を経て2015年3月、東京・浜松町に『SALON DE LAVIE』をオープン。東京・五反田に『LAVIE the BARBER』、東京・中野に『LAVIE TOKYO』を次々にオープンさせ、現在3店舗展開中。

SALON DE LAVIE

コンセプトは「ビジネスマンラグジュアリー」。お客様ひとり1人に合ったヘアスタイルの提案はもちろん、リラクゼーションメニューの充実、全室完全個室、平日21時まで受付など、忙しい大人の男性が居心地よく過ごせる環境が整う。

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