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20代で経営方針の異なる2サロンを経験し、31歳で独立した『SALON DE LAVIE』代表の庄子悠介さん。「ビジネスマンラグジュアリー」というコンセプトを掲げ、大人の男性から高い支持を集めるサロンへと急成長を遂げました。庄子さんの経営哲学と、“今の理美容業界を変えたい”という熱い想いに迫ります。

ライター 森永 泰恵 | カメラ 岡田 誠 | 配信日 2020.3.26

年齢を重ねた時、大人の男性を担当するほうがチャンスが多いと思った

理容師になろうと思ったきっかけを教えてください。

僕が理容師を志したきっかけは3つあります。1つめは美容師を目指していた姉をそばで見ているうちに、素敵な職業だなと思ったこと。2つめは1人で完結できる仕事を選びたいと思ったこと。3つめは、高校3年生の時に縮毛矯正が流行り、天然パーマだった僕は近所の美容室で縮毛矯正をしてもらって感動し、これはすごい、これが自分でできたら面白いだろうなと思ったこと、それらがきっかけです。結局、姉は美容師にはなりませんでしたが、僕は理美容の世界へと飛び込みました。理美容専門学校に入る際、美容に進むか理容に進むか悩んだのですが、理容師は減っているから狙い目だし、理容免許を取ってから美容免許を取ってもいいと思うよと先生に口説かれ、また、自分が年齢を重ねた時に、大人の男性を担当するほうがチャンスが多いと思い、理容師の道に進むことに決めました。僕はわりと何でも器用にこなせるタイプだったので、学校ではカットもワインディングも順調に上達し、生意気にも「先生よりもうまいぞ」と思ったりしていましたね(笑)。

教育の大切さと、人が財産であることを痛感

新人時代に感じたことは何ですか?

最初の就職先は千葉県のサロンでした。僕は宮城県出身ですが、首都圏のほうが人が多いのでチャンスがたくさんあると思いましたし、そのサロンには寮が完備されていたので安心して働けると思い、そこに決めたんです。1から色々教わり、少しでも早く1人前になりたい気持ちでいっぱいでしたが、教育カリキュラムや試験の制度もなく、どちらかというと「見て覚える」という昔ながらの職人気質な感じのサロンでした。僕が思っていた環境とはやや異なりましたが、ここで学べるものは全部学ぼう、少なくとも5年は頑張ろう、そう決意し、日々がんばっていました。当時は給料も少なく、将来が不安になることもありましたが、アットホームな雰囲気で先輩たちからも可愛がっていただきました。そうして5年が過ぎようとしていた頃、先に別のサロンに転職した先輩から「お前も来るか?」と誘われたんです。今のサロンで学ぶべきことは全部学べたと思い、ステップアップのため、そこでお世話になることにしました。僕は自分の技術が未熟だという自覚はあったのでアシスタントからやり直したのですが、教育制度が整っていて、技術を1から勉強し直す環境があったことはありがたく、すぐに生かせる技術をしっかり教えていただきました。幸いなことに前のサロンのお客様が来てくれたこともあり、すぐにスタイリストになれました。ここで改めて、教育の大切さと、人が財産であることを痛感しました。

やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいい

独立のきっかけは何ですか?

数年後には1店舗任せていただき、その環境でも満足していましたが、今度は「ずっとこのままでいいのかな?」という疑問がわき、次のステップへと進みたい気持ちにかられました。独立するなら30歳くらいがちょうどいいかなと思ったことと、やらないで後悔するより、やって後悔したほうがいいと思い、独立することに決めました。2015年に浜松町に1店舗めをオープンしたのですが、実は前のサロンも浜松町だったんです。僕は前のオーナーに迷惑をかけないように別の駅周辺で物件を探し、ダメと言われたらどこでも違う所に行く覚悟だったのですが、逆に不動産屋さんを紹介してくれて、たまたま浜松町駅の反対側になりました。同じ駅にもかかわらず快く許してくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

最初の半年は苦戦続き。集客サイトに登録して状況が一変

独立当初、経営を軌道に乗せるために工夫したことは何ですか?

ビルの4階ということもあり、最初は集客に苦労しました。いかに今まではお店側で集客をしてくれていたのかということに気づかされましたね。ホームページも簡易的なものしかなく、スタッフも僕を入れて3人。前のサロンからは1人も採用しないと決めていたので、新規に採用したスタッフでしたからコミュニケーションもままならず、それにも苦労しました。チラシ配りやポスティングもしましたが、最初の半年は本当に苦しかったです。自分の無力さを嘆いて気分も落ち込み、不安な毎日を過ごしていました。今、振り返れば、前のサロンからのお客様は来てくれていたので、初月から黒字ではあったんです。ただ、それまでとのギャップが大きかったことと、目標を高く設定しすぎたことで疑心暗鬼になっていたんですよね。インスタグラムやフェイスブックも少しやってみましたが、なかなか集客にはつながらず…。SNSは難しいなと感じました。オープンして半年経った頃に集客サイトに登録したところすぐに効果が表れ、グッと売上も伸びました。路面店ではないので、情報を発信し、広く見てもらうことがいかに大切か実感しました。今でも不安な気持ちが完全になくなったわけではありませんが、ホームページも約1年前に作り直し、しっかりとした情報を掲載できるようにしました。

庄子悠介(ショウジユウスケ)

SALON DE LAVIE代表。

理容師歴15年。2店舗を経て2015年3月、東京・浜松町に『SALON DE LAVIE』をオープン。東京・五反田に『LAVIE the BARBER』、東京・中野に『LAVIE TOKYO』を次々にオープンさせ、現在3店舗展開中。

SALON DE LAVIE

コンセプトは「ビジネスマンラグジュアリー」。お客様ひとり1人に合ったヘアスタイルの提案はもちろん、リラクゼーションメニューの充実、全室完全個室、平日21時まで受付など、忙しい大人の男性が居心地よく過ごせる環境が整う。

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