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タカラベルモントリポート Vol.253

もっと知ってほしい、タカラベルモントのエトセトラ-TB Spirit TAKARA The Humanity Report|タカラベルモント株 式会社 理美容製品企画・開発

技術者と来店客、双方の満足のため責任感を持って理美容製品の開発に取り組むプロたち。-今回の「TBSpirit」は、タカラベルモント ブランドを生み出す理美容製品の開発担当者にスポットを当ててみました。主にサロンにおけるセット面やシャンプー台などの設備機器の企画・開発を担当しています。製品開発に関する背景や喜び、さらに仕事に対するこだわりやお客様に対する想いなどをご紹介します。

私たちの仕事は、理美容サロン様でお使いいただく椅子・シャンプー機器・促進器等といった設備機器の企画・開発です。施術を行う理美容師様とお店に来られるエンドユーザー様、双方にとって理美容室が快適で使いやすく、心地の良い空間となるよう、設備でサポートをさせて頂くため、業務に励んでいます。どんな製品があれば皆さまに喜んでいただけるか、サロン様の発展に繋がるかを第一に考え、企画を行い、実際製品としてお出しできる物にするため、開発までを行っています。

理美容商品企画部 美容製品担当 片岡良太

美容製品群を担当。主に美容室でのセット面に関わる美容製品の商品企画に携わる。デザイン性と快適性・施術性が求められる美容椅子やミラー・ワゴン・スツール、ネイル製品などの製品開発を担当。おすすめは、トレンドをとらえたデザインの美容椅子「ビンテージアルト」。

理美容商品企画部 水回り製品担当 中山博子

シャンプー機器など水回り製品に関する商品企画を担当。フルフラットで快適に施術ができるYUMEシリーズ、今や定番となったリアシャンプー、可動式で空間を有効に活用できるオアシスとアシストチェア、さらに最新式の自動洗髪機のアクアフォルテなどの製品開発に携わる。

理美容商品企画部 CE製品担当 山本麻美

エアウェーブの他にナノプレッソやローラーボールなどの促進器の商品企画を担当。パーマやカラーやトリートメントなどプロならではの技術に応える商品を企画し、サロン様の技術をサポートしながら多彩なメニュー提案に対応した製品開発に携わる。話題の炭酸泉トルケアの開発も担当。

機能性・デザイン性・快適性にこだわった理美容製品

片岡/美容製品においては、機能性とともにデザイン性も非常に重要な要素となります。理美容室において美容椅子や機器はもはやインテリアの一部です。中には海外の展示会に行かれるなど、海外の最新情報を収集している理美容師の方々もおられます。そのような方々の高いニーズにもお応えできるよう、トレンド情報にはアンテナを張り巡らせています。

中山/水回り製品に関しては、シャンプー時にいかに快適に過ごしてもらえるかを一番に考えて開発しています。特に、施術中にお客様が感じる首への負担や姿勢での違和感がないように工夫をしています。当社ではこれまで長年において蓄積した製品データやノウハウがあります。それらをベースにして快適性や品質に対する検証を厳しく行っています。

山本/私が担当しているエアウェーブは、傷まないパーマを簡単にできる機械を作れないかというのが開発の原点でした。まず研究でガラス化という発想を見つけ、それを機械化へと発展させました。商品化するまでの約3年間で紆余曲折がありましたが、軟化のチカラに頼るだけでなく、機械のチカラで傷まないパーマ・質感の良いカールを提供することを目標に、スタッフ一丸となって取り組みました。この商品は、タカラベルモントの総合力(薬剤・技術・機器)で開発した製品といえますね。

販売後のリサーチを行い次の製品開発につなげる

片岡/新製品は、まず私たちが企画をするところから始まります。アイディアから企画案を出し、製品として成立すると判断が出たらその後、開発に取り掛かります。私のアイディアの情報源はやはり現場(理美容サロン)です。お取り引きのサロン様だけでなく、自分で通うお店でも何気ない会話から様々な情報を得たりします。それと、家族や知人からの情報も大切です。エンドユーザーとして美容室で感じたことや機器の感想などを聞かせてもらったりしています。

山本/私も情報源は理美容室ですが、我々は開発だけではなく販売後のリサーチも行っています。使用されているサロン様からご意見をお伺いして検証し、次の商品開発に役立てています。さらに、技術に関わる製品が多いため、講習会や体験会を開き、販売後のサポートにも力を入れています。

「これ以上の製品はない」とサロンから
最高の褒め言葉

片岡/製品開発をしていて嬉しかったのは、やはりサロン様からの言葉です。購入されたサロンを訪れた時に、「もう、これ以上の製品はないと思いますよ!」と直接言っていただけた時は嬉しかったです。

中山/私は実家の母や祖母が行きつけの美容室に行った際に、私が担当したシャンプー機器を使い、気持ち良かったと報告を受けた時に嬉しさを感じました。当社の製品は全国のサロン様にご愛用いただいていますが、やはり家族からの知らせは格別でしたね。

山本/私も自分が担当した製品が「売れている」!という実感を味わった時に喜びを感じます。さらに、雑誌で記事が紹介されているの見ると本当に嬉しいですね。「エアウェーブをかけてよかった!」とか「炭酸泉で頭皮や髪がすっきりしました!」とかちょっとしたコメントがあるとテンションが上がります。でも、真摯なご意見もきちんとお伺いして次の製品開発につなげています。

「思い以上の物は生まれない」

片岡/仕事においては「想い以上のものは生まれない」という言葉を大切にしています。たとえうまくいかない面があったとしても、それ以上のエネルギーを費やせば必ず突破口が見つかると思います。我々は裏方的な仕事なので、いかにして技術者の方が気持ちよく作業ができるか、来店されたお客様が満足されるか、それらを叶えるために頑張っています。


中山/私の仕事でのこだわりは、女性ならではの視点を大切にして製品開発に取り組むということです。商品企画部には女性社員が増えていますが、もの作りに関して言えばまだまだ男性社員が多いのが現状です。私自身、提供する側でありながら、お客として美容室へ来店するので、美に関して女性としての視点を忘れずに取り組んでいます。

山本/私は最後までやり遂げることをモットーに商品開発をしています。お客様のためになることを徹底して追求しています。また、喜んでいただける確証がない限りは次のステップに進まない主義です。これからもサロン様の真摯なご意見を開発へ反映させていきたいと思います。

次回予告
12月5日(木)更新予定 Vol.254
柾木 曜さん/Madu
理容室を営む家業を継がず美容師を目指したきっかけ。さらにコンテストに興味を持ち努力した新人時代のエピソードなどをご紹介します。
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エディット 大内祐治 | ライティング 前田正明 | カメラ 好川桃子 | Produced by
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